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海外生活のトラブルはなぜ起こる
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 While You are There(滞在中)

君は注目の的

最後に、現在自分が経験していることを当然だと受け取ってほしくない。大勢の日本人が旅行に行き、勉強に行き、仕事で海外に出かけているが、パーセンテージでいえばまだ少数だ。学校であれ、仕事であれ、旅行であれ、君と同じようにできない人々も大勢いる。この非常に特別なチャンスを感謝するべきだ。

君は日本人。それを心しよう。気がよかろうと悪かろうと、君自身や君の家族に影響していくだけではない。これは日本という国そのものに影響していくものだ。ぼくはここでトラブルにつぐトラブルを引き起こした16歳の日本人少年のことを思い出す。彼はドラッグをやっていて、学校も落第し、町中で有名な存在だった。何をしてもかいのない彼にぼくは苦しんでいた。そしてある日彼に話しかけた。

「君がしたこと、学校や町で有名だよ。」彼はいった。「関係ないでしょう。自分の責任でやっているんだから、好きなことをするんだ。」そこでぼくは言った。「いや、違うね。君のやっていることは君や君の家族でもない、日本が責任をとっていかなきゃいけないんだ。ここで悪く言われるのは君や君の家族だけじゃない、日本なんだよ。」

彼は急に座り直していった。「ヤバイね。」これが彼が自分自身をただの16歳の子供ではなく、代表なんだ、そう、日本の大使であることに気がついた最初だった。成田や大阪、福岡をいつ出発しようと、君たちは真の意味で親善大使なのだ。人々がよくも悪くも考えることは、君の広い意味での「行動」によって決まっていくのだ。

出発時に君たちの双肩にはひじょうに重い責任がのしかかっている。これは絶対に軽く考えてはいけない。この国際化時代に、とくに日本がひじょうに誤解されている時代にあって、君たちのなにげない行動や、勤勉さ、そして善良さが日本全体によい報いとなって積み重なって行くだろう。その一方で君たちのウェイターに対する無遠慮な言葉、ホームステイ先で招いたトラブル、一軒の店で現地の人を押しのけて行ったこと、これらも日本に対する悪感情や憎しみを生んでいく。一時代前までは「醜いアメリカ人」といった。これを日本人に繰り返させるな。君は大使なのだ。それなりの、しゃべり、歩き、行動、暮らしをしてほしい。
 
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