JHELP.COM
24hour non-profit worldwide emergency assistance service.
Home Agape Travel Volunteer Column English
Helpline Card
 
海外生活のトラブルはなぜ起こる
コラムトップ

 Before You Go(出発前)

「オーバー」な自己表現でコミュニケーション訓練

次のステップはコミカルなものだ。ぼく達はこれを『オーバー・アンダー論争』と呼んでいる。日本では外国人のしぐさ、マナー、物の考え方、そしてそのほかすべてを「オーバー」に感じている傾向がある。そして多くの場合にこれは日本の調和に価値を置き、論争や言い争いを避けて、ゆっくりとした静かなやり方に相反しているものがある。

日本人が、すべてが「オーバーに感じられる」ような外国に行ったとき、とても興味深い現象が起きている。すべてが「オーバーに感じられる」ような社会、文化にあって、日本人が「アンダー」にとられているということだ。感情をあらわにする、これはもの静かで行儀のよい日本人にとっては、無作法でみっともないことかもしれないが、そんな社会では反対に君たち日本人が「アンダー」と位置づけられてしまうのだ。

「オーバー」な社会で「アンダー」とは、いったいそれは何を意味しているのだろう?なんとその「アンダー」とは、傲慢で、冷たくて、近づき難く、お高くとまって「あなた方とは違います」といった印象を与えかねないのだ。そんなつもりはなくても「アンダー」な人間で居続ければ、「オーバー」な社会にあって、自分が気づかないうちに悪いイメージを作り上げてしまう。

日本で君たちが知っているように、外国人がその「オーバー」な表現で日本人をうろたえさせてしまうこととちょうど同じことだ。外国人に話しかけられて、彼らがまったく同じ人間であるにもかかわらず、ときどきその「オーバー」な表現で外国人は、行儀が悪く、得体が知れず、傲慢であるなど誤解されてしまうことがある。

どうしたら「オーバー」な人間になれるか?これはもちろん簡単なことではない。時間もかかるし、努力も必要だ。しかし自分の気持ちや感情を大切にすることは、その手始めとなる。そして自分の気持ちを表現することは、そのよい手始めとなる。そして自分の気持ちを表現することを練習することだ。「オーバー」な社会では、人は普通、幸福感、悲しみ、驚き、恐れ、そして愛を素直に表現する。

たぶんそれを理解するもっとも簡単なことは、感情をあからさまに出し、「ガマン」というものを持ち合わせていない人々もいるのだということを知ることだろう。特にヨーロッパの人々がそうだ。この場合も、まず最初は理解に苦しむ。しかし時が経つにつれ、君はより正直にそして安全に、その自分とは変わった人々とコミュニケーションできるようになるだろう。そして、いつの日か自分自身がその「オーバーの上にもオーバー」な社会で適応しつつあることを、そして日本に帰ったとき、日本の社会が「アンダー」だったことにも気づくだろう。
 
上に戻る
Copyright 1996-2005 Jhelp.com